8月13日から17日まで夏季休暇致します。
ニュルブルクリング旧コース、ノルドシュライフェの第1セクション最終コーナー”アーレンベルク”の旋回応力は1.3Gを越える。リングランナーとっての最初の難所を越えた第2セクションはややなだらかな丘陵地帯”アデナウアフォレスト”が6km以上続くいわば”臨戦体制でありながらひと息つける場所”と言う事から命名された期待の専門店がAdenau(アデナウ)さんです。僕個人的に33号車(GTRニュルテストカー)見たさに内緒で潜入してから(あはは)早や半年。ようやくAdenauさんにおけるSACHS(ザックス)ダンパープロジェクトが本格始動します。
Adenauさんのホームページでも当初からSACHS製品の取り扱いに関して積極的だったのは、GTR開発関係者以外知りえない事実”結果が出たのに採用されなかった”事への痛恨だと僕は勝手に解釈しております。(あくまでも僕の個人的意見ね、、言い過ぎ?)しかし最後の最後までSACHSダンパーを推奨して頂いた水野さん始めGTR開発陣営と、サプライヤーであるZF-SACHSジャパン、開発テスト協力を請け負ったSREジャパン(刈谷アネブル)、そして僕らと、、みんなの思いと、期待を背負っている場所がAdenauである。と言う事には間違いないと思います。そして、、、Adenauの代表密山さんと言えば、コンペティションにおけるSACHS-SREダンパーのポテンシャル十分に知り尽くした現役レーサー(GT300ヴィーマック、SACHSダンパー搭載車両ドライバー)って聞いたらねぇ、、期待度が高まるばかりでしょ。
SRE製AudiA4/B7用RSダンパーセットは凝って造り込んだ結果、限りなくスムース&ジェントルな乗り心地(意図したところなんですが)のお陰で「ぼ~っと運転していると何だか解らない、乗り心地すら気にならなくなる」そんな製品ですから(勿論踏めば凄い応答性ですよ)、提案側と試乗して頂いたオーナーさんとのコミュニケーションが大切になってくるんです。そんな中、Adenau代表密山さん始め高麗さん、スタッフ皆さん全員から「凄い!大人!やったね~SACHS」と大絶賛!その後に乗っていただいた常連さん(僕の中では既に関係者)からも高い評価を頂き、自分の感じたフィーリングとAdenauスタッフさんとのディスカッションで「感じたところの再確認」して頂いたようです。知る事、(運転して)感じる事、そして正確に解りやすいように伝える事。製品販売以前に大切な事をAdenauさんで再確認した気がします。
ようやくフルキャストが揃った。さあ幕開け!って感じです。演目は勿論ドイツの超高精度ダンパーSACHS演舞歌劇。Adenau密山社長、高麗さん、スタッフ皆さん、今後とも宜しくお願い致します。
え~、、長くなります。弊社取り扱いSACHS(ザックス)におきまして、日本独自展開のスペシャルなSACHSダンパーセットっつーのを水面下で企画進行しておりまして、このお盆前に第一部内覧を無事に終え、お盆明けの第二部内覧の後、9月初旬には本格発売開始を予定致しております。このログ告知を持って代理店様、販売店様へのプレインフォとさせて頂きますので、宜しくお願い致します。尚、製品概要とリリース配布方法は下記をご参照下さいませ。
★開発目標
AudiA4/B7における上質で真の快適性と運動性能を高める事。サーキット走行は想定外として、住宅地の微速から市街地、ワインディング、高速道路カーブ(クロソイドカーブ)、長距離高速巡航まで、全方位の一般走行におけるスペシャルなSACHS(ザックス)ダンパーの可能性をアピールする事。
★販売数量/価格&販売仕切り/納期
限定販売50Set(オーバーホール可能)。¥281、400-(税別¥268、000->仕切りは弊社フロントまで)納期は随時返答。
★仕様/ダンパー
ドイツSRE(ザックスレースエンジニアリング社)製、シングルチューブ超高精度インナーパーツ。内部構成部品はPorsche997GT3Cup用リアダンパーと同等。前後アルミシェルケース(フルタップ調整式)。Cupカーにおけるサーキット運動性能制御を、A4B7の街乗りでの快適性(微速~高速巡航)と安全性(タイヤ接地性)に向けてリチューニングしました。減衰調整機能はありませんが、芯の太いワイドレンジ減衰特性により微速~高速まで全域快適性と運動性能を装備しました。
★仕様/ダンパーオイル
F1(BMW、フェラーリ)チームに供給されるダンパーオイルと同一。プッシュロッドを介してEXマニフォールド付近に搭載されるフォーミュラダンパーの高温度にも対応出来るハイグレードオイルを採用しました。
★仕様/スプリング
A4B7RSダンパー専用設計、中央発條製冷間SFC(サイドフォースコントロールエンジニアリング)ストローク伸縮時に発生するバネ応力をダンパーの行程とバネ応力を同調制御する事により、よりダンパーがスムースに作動します。結果、設定したバネレートより柔らかく感じる。微速域からストレスなく綺麗に立ち上がる減衰>乗り心地の向上と接地性の向上>運動性能の向上を実現しました。(スプリングレート F10kg/mm、R9kg/mm)
★推奨車高/調整範囲(ノーマルシャーシ測定)
F30~35mm下げ/▲5mm~▲40mm
R25~30mm下げ/▲15mm~▲40mm
★想定タイヤ
19インチ/40扁平まで(※推奨18インチ)のスポーツグレードを推奨。
★設計/製造
SREGmbH(内部パーツ)&SREジャパン(刈谷市アネブル)
★販売/代理店
総発売 株式会社ハンズトレーディング/代理店 株式会社橋本コーポレーション
★販売促進リリース配布に関して
近日中にwebリンクにてご案内致します。画像100枚、文字1万字。販売店の皆様宜しくお願い致します。
8月10日(日)、残暑厳しい筑波サーキットで開催された”SACHSダンパー装着車両(Golf&Lupo)”によるワンメイクレースGtiCup3~4戦(最終戦)を例によって視察してきました。酷暑の中での1Day2ヒートレース。最後に笑ったのは、予想通り”芦屋のヴェンチュラー浜崎”さん。何たって運転上手過ぎ、、以前に「どう運転すればタイム出ますか?」って、聞いた事があって、浜崎さんの答えは「丁寧に、丁寧にね、ステアもブレーキもアクセルも慎重に丁寧に動かす事。」でした。彼のVWにおける操縦技術はドイツ人より上っ!て事がこのレースでも実証され、2番チェッカーのゼッケンNo.00ゲストドライバーMaximilian Sandritter(マキシミリアン サンドリッター ドイツPoloGtiCupシリーズウイナー、、格好いい名前だよな~)を遥か後方に差し置いての余裕の優勝!
浜崎さんが速いのはもう皆さんご存知と思うので、ドイツ人ゲストドライバー(章典外)マキシミリアン君(19歳)のドライビングについて少々。ドイツの、VWのモータースポーツスクール(VWR PoloCup)における徹底教育、ドイツ人の粘り強さ、簡単に言うとしつこい、、そんな国民性が現れたドライビング(どんなって聞かないでね)だったと思う。それはそのままドイツ人のモータースポーツ意識に繋がっているのだ。とも思った。着実に継続する事。モータースポーツの灯火を絶やす事なく続けて行く、、、お年よりから子供までそんな意識が備わった国がドイツ。モータースポーツに寛容な訳ですよね。残念だけど日本は絶対に追いつけないね。
さてさて、シリーズチャンピオンのヴェンンチュラー浜崎さんが一切写ってないのは速すぎた為。浜崎さんファンの方は次号のafimpにてググッとフォーカスされているはずなので、afimp誌でじっくりご覧下さい。
撮影協力 V.T.A.(VolkswagenTrophyAssociation)
COX Inc.
ALMS: double podium for Porsche RS Spyder
In a dramatic race at Road America that was interrupted by a total of nine safety car periods two Porsche teams, Timo Bernhard and Romain Dumas as well as Butch Leitzinger and Marino Franchitti, finished on the podium of the LMP2 class. The prototype, which is fitted with dampers and a clutch by ZF Sachs Race Engineering, looked like a candidate for victory for a long time but then was unable to play out the fuel consumption advantages of the new direct-petrol injection engine due to the many interruptions. Nevertheless, Bernhard and Dumas defended their lead in the championship. A one-two overall win was celebrated by the Audi squad: victory again went to Lucas Luhr and Marco Werner, who � like their second-placed brand colleagues Marcel F�sler and Emanuele Pirro � drove the R10 TDI diesel sportscar equipped with a clutch from Schweinfurt.
Results, Elkhart Lake (USA), 7th ALMS round, 07 Aug-09 Aug 2008:
1. L. Luhr/M. Werner, Audi, 102 laps, ZF Sachs
2. M. F�sler/E. Pirro, Audi, + 2.463s, ZF Sachs
3. D. Brabham/S. Sharp, Acura, + 4.336s
4. T. Bernhard/R. Dumas, Porsche, + 5.203s, ZF Sachs
5. B. Leitzinger/M. Franchitti, Porsche, + 15.095s, ZF Sachs
6. S. Maassen/P. Long, Porsche, + 15.854s, ZF Sachs
7. J. Field/C. Field/R. Berry, Lola, - 1 lap
8. B. Devlin/G. Bonilla, Lola, - 2 laps
昨日の続き、AudiA4/B7用RSダンパーセットの”歯切れの良さ”について少々。ご覧頂いている上画像は実製品RSダンパーセットのフロントセクションです。フルタップのアルミアウターケースダンパーと、中央発條製SFCスプリングのセットアップを初公開です。各販売店さんへの製品リリースをお盆開けにでも、、とノンビリ構えておりましたが、既に数セットのご注文を頂いており(自分でもびっくり)ホント嬉しいです!さて、A4/B7用RSダンパーセットの”歯切れの良さ”ですが、WQ大佐より有効と思われる例え話を頂きました。
WQ大佐曰く、ドイツ製のモンブランの書き心地な、ヨーロッパでは”流れるような~”と、形容する。しかし文壇先生を始めとする我々日本人にはもう1つ違う性能”歯切れの良さ”を体感しているのだ。漢字とひらがなを使い分け、丸、角、留め、跳ね、、ペン先は精密設計の弾性金属、ダンパーも同じだろぅ。設計された通りの動き、使う物の意図を正確に文字に、そしてクルマの軌道に正確にトレースする為の完璧なツール。と言う部分ではモンブランもSREのRSも同等。とWQ大佐。で共通点で1つ忘れている事が、”どちらも上質である。”です。
MONTBLANG MEISTERSTUCK Made in Germany
AgathaChristie09711/30000
AudiA4/B7用SRE製RSダンパーセット(サスペンションセット)において、昨今急速に普及したフットワークの性能表現”いなし、いなし感”と言う言葉が似合わない。と以前に書きました。これはSRE製RSサスペンションセットを装着する事により”いなし性能”がスポイルされる。と言う意味ではなく、ただ僕が”いなし”と言う言葉より”歯切れの良さ”と言ったほうが性能表現に相応しい。と思ったからです。些細なニュアンスですが、ここは是非ともこだわりたいので数回に渡りご説明させて頂きます。
SRE、RSダンパーと中央発條製スプリングを組み合わせたサスペンションセット。ダンパー&スプリングは完全専用設計。その優位性は、
1)伸縮応力を完全に制御したSFCスプリングの伸縮精度
2)SFCスプリングのサイドフォースコントロール(応力制御)によりダンパーストローク伸縮時のストレスフリー化を実現。ダンパーの減衰レスポンスが向上。運動性能の向上を目指したハイレート設定(F10kg/mm、R9kg/mm)でありながら設定レートよりソフトに感じる。乗り心地の向上も実現。
3)超高精度、設計通りの正確な減衰立上げ、流体(オリフィス)制御でありながら機械仕掛けのような緻密で瞬間、瞬間の動きをイメージさせるSER製RSダンパー。
これら全ては緻密に設計された制御の結果であり、精密機械の持つ操作感覚、、例えばライカの確実性を伴ったシャッター操作のような”歯切れの良さ”と言う言葉を、RSサスペンションセットでは、路面追従とボディコントロールの性能表現としました。RSダンパーにおける”歯切れの良さ”の意味、、ご理解頂けたでしょうか?
※追記
貫禄のライカに装着された”SLロゴ”付きシャッターボタンに注目!日本における初代ライカ輸入元シュミット商会(SchmittLimited)にて購入された貴重なM4でした。撮影協力に感謝!
撮影協力 Studie鈴木CEO(LeicaM4/Made in Germany)
第6戦の翌日。ステージは同じく仙台SUGOサーキット。7戦に併せてゼッケン7番、マルティニ風カラーリングが格好いいTeamTAKARAさんのマシンをクローズUP!(今までSONYサイバーショットを使って来たのですが、ここ仙台で機材の限界が見えた気がします、、、、越川っ!これ見てたらCannonD1P/Mark2を貸してくれ)さてさて、画像下のCarreraCupサポートトレーラー(常時搭載スペアパーツ金額、約¥8千万※吉永さん談)とサポートクルーが忙しそうですね。と、言う事は、、続きは後ほど。
撮影協力 PorscheCarerraCupJapan事務局.
08年カレラカップジャパンを戦う漆黒のボディ&ゴールド&ホワイトラインが目印のビップカー。毎回ゲストパイロットを迎え、ハイテンポなレース展開をエスコートする事実上のワークスマシン(ポルシェジャパンさんからのエントリー)です。これがサーキットを疾走している姿が格好よくてね、、シビレます。ボディデカールデザインは勿論、PorscheAG傘下、PorscheDesgin社の作品。今回はコクピットも少しだけ撮影出来ました。ストイックで”オトコの仕事場的”雰囲気と清さ、ご理解頂けますでしょうか?搭載されるシーケンシャルトランスミッションはRICARDO(リカルド)社製。以前VWモータースポーツ社(現VWR)が頻繁に採用していたミッションGEMINI(ジェミニ)社を吸収したRICARDO社ですからモータースポーツシェアがかなり高いブランドです。(クラッチはSACHSです)外から見れるパーツはご覧の通り、OMP、BBS、MICHELIN、Brembo、H&R、そしてSACHS(ザックスダンパー)。997GTR3CupCarMY08における構成部品(GT3CupEquipmentPart2)の紹介でした。
撮影協力 PorscheCarerraCupJapan事務局.
WorldReguration!(Asia、Australia、Deutschland、France、GreatBritan、Japan、Scandinavia)世界統一規格で戦われるPorscheCarreraCup。世界中で疾走する全てのカップカー(997GT3R)にはSRE製SACHS(ザックス)ダンパーが標準装備され、タフな戦いの要求に耐えうる唯一のダンパーブランドとしてPorsche社から認証されております。今年、僕ら本牧戦線が鈴鹿第1戦から追いかけているCarreraCupJapanも早や中盤。折り返しを迎えたSUGOは激戦に次ぐ激戦!
いんや凄かった、、出だしっから混戦。今回はサーキットマーシャルさん達の活躍に拍手っ!翌日の第7戦はモット激しかったりする。生き残るのはどのマシンだろうか、、、なんちゃって。
撮影協力 PorscheCarerraCupJapan事務局.