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    AudiA4/B7用RSダンパーセットの”歯切れの良さ”について。

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AudiA4/B7用SRE製RSダンパーセット(サスペンションセット)において、昨今急速に普及したフットワークの性能表現”いなし、いなし感”と言う言葉が似合わない。と以前に書きました。これはSRE製RSサスペンションセットを装着する事により”いなし性能”がスポイルされる。と言う意味ではなく、ただ僕が”いなし”と言う言葉より”歯切れの良さ”と言ったほうが性能表現に相応しい。と思ったからです。些細なニュアンスですが、ここは是非ともこだわりたいので数回に渡りご説明させて頂きます。
SRE、RSダンパーと中央発條製スプリングを組み合わせたサスペンションセット。ダンパー&スプリングは完全専用設計。その優位性は、

1)伸縮応力を完全に制御したSFCスプリングの伸縮精度
2)SFCスプリングのサイドフォースコントロール(応力制御)によりダンパーストローク伸縮時のストレスフリー化を実現。ダンパーの減衰レスポンスが向上。運動性能の向上を目指したハイレート設定(F10kg/mm、R9kg/mm)でありながら設定レートよりソフトに感じる。乗り心地の向上も実現。
3)超高精度、設計通りの正確な減衰立上げ、流体(オリフィス)制御でありながら機械仕掛けのような緻密で瞬間、瞬間の動きをイメージさせるSER製RSダンパー。

これら全ては緻密に設計された制御の結果であり、精密機械の持つ操作感覚、、例えばライカの確実性を伴ったシャッター操作のような”歯切れの良さ”と言う言葉を、RSサスペンションセットでは、路面追従とボディコントロールの性能表現としました。RSダンパーにおける”歯切れの良さ”の意味、、ご理解頂けたでしょうか?

※追記
貫禄のライカに装着された”SLロゴ”付きシャッターボタンに注目!日本における初代ライカ輸入元シュミット商会(SchmittLimited)にて購入された貴重なM4でした。撮影協力に感謝!

撮影協力 Studie鈴木CEO(LeicaM4/Made in Germany)