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    「骨」展。を見てきました。

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エンジニア(工業)とデザイナー(アート)の両方の観点から観た骨格における進化、機能(&機能美)、未来を探る。といった展覧会を観てきました。クルマにおける骨格部分、、この展示会では外板(アウターシェル)として提議されていたようで(受け付け玄関にZ34のシェルが展示されていました)ちょっと残念。クルマにおける機能骨格って言ったら間違いなく”サスペンションフットワーク”だと思うのですが全く触れられてませんでした。あらら。以前Audiが発表したコンセプトカーに可動式骨格(ボディシエル)にそのままホイルが装着(サスペンションだけでなく、ボディシェル全体が稼動してフットワーク機能とする)された凄いのがありましたが、この展示会の認識はそれまでには及ばず、、。展示品の中で”これ凄い!”と思った製品が1つだけありました。シマノ製”スーパーデュラエース(レース用自転車部品のスペシャル)”何と!義足とクリート(固定式ペダル金具)がセットになった開発中の製品。健常者、障害者、、そんなの関係無くスピードを追求する姿勢に感動しました。

「骨」展 Bones>http://www.2121designsight.jp/bones/index.html

  

    セクシーなマシン。もとい、セクスィーなマシン。

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真紅のタンクにホワイトレターのDucatiロゴ。Studie相澤さんのマシン、DucatiSportclassic1000です。

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ログの分類通り、このマシン(スポクラ1000)にもSACHS製ダンパーがリア左右に標準搭載されております。空冷Lツインエンジン&スチールパイプフレーム&スポーク組のワイドリム!格好いいですねー。僕も欲しいな~と、想ってました、、押すまでは、、、想ったよりこのスポクラ1000っ、重かったです。この重量物をヒラヒラ操るには相当の腕力(&根性)が必要と解りました。未だ妄想ライダー(まだバイク買ってません)の僕としてはもっと軽めのマシンがいいです。バイクは押すモノじゃなくて乗るモノなんですけどね、バイク現役時代のトラウマでしょうか?さて、Sportclassic1000に搭載されたゴールドのリザーブタンク付きSACHSダンパー(リア左右セット16万前後)、実はSRE製の減衰調整式車高調整サスペンションセットRS-1と兄弟製品だったりします(一部分の組み立てエンジニアさんが同じ)。

撮影協力 Studieセクスィー相澤さん

  

    09年8月6日、本牧上空。

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本牧上空の雲を一枚。

  

    突然変異のGtiCupCar(山本さんのマシン)。

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え~、、ログの分類がRS-1になっておりますが、画像のVWゴルフGtiに装備されたダンパーはSRE製RS-1ではなく、VWR社(VWMotorsport)別注のRS-1と同じニードル調整式1way減衰調整ダンパーが搭載されれた特別なマシン、、つまりGtiカップカー。オーナー山本さんのスタイルに合わせるように、コンペティションの雰囲気を払拭すべくエクステリアパーツが交換されております。で、山本さんとは三重県四日市にある専門店”ピレリー四日市”さんの店主でありまして、この本牧戦線SachsBlogにも数回ご登場頂いております!僕としては、普段使いのSACHS/SREダンパー付きカップカー(Gti)から見えてくるRS-1の優位性、、って事をコメントして頂きたいなー。と思っておりますので、次回の訪問までにモロモロ教えて下さいませ。

撮影協力 ピレリー四日市様 http://www.eurospeed.jp/

※追記 
このログをUpした翌日、早速ピレリー四日市さんでRS-1を装着して頂いたユーザーさんからお電話を頂きました。「オーバーホールの受け付けを待ってましたよー!」と。スタンバイOKですので何時でもお願い致します。

  

    レジアスエース、ボディーダンパーの効果。

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装着して2,500km程走りこみ、お!が、ふむふむ。となり、成る程!と解ってきました。ボディダンパーの効果ってホント凄い。従来までのよく言われる装着効果「乗り心地の改善」は勿論体感出来たのですが、車体振動を制御するって事は”新感覚のドライブ”である!と確信致しました。詳細はHANSブログに記載致しましたので、下記リンクからご覧になって下さいませ。

詳細は>http://www.hans.co.jp/09/blog/diary.cgi?no=232

製品情報はこちら>http://www.fet-japan.co.jp/other-brands/cox.html

協力 COXコーポレーション様、FET様

  

    ZF Sachs Race Report, 02.08.09

DTM: Three Audi drivers on podium at Oschersleben

At the fifth race of the DTM season at Oschersleben Audi driver Timo Scheider whose A4 DTM is fitted with a clutch from ZF Sachs Race Engineering, clinched his first victory of the season. His brand colleagues Mattias Ekström and Martin Tomczyk followed right behind him and completed a one-two-three win for the brand with the four rings. Tom Kristensen, using a ZF Sachs clutch like all Audi drivers, had started from the pole position but received a drive-through penalty for not standing correctly along the grid position marking. After an outstanding recovery he was able to still celebrate one championship point. Halfway through the season, Ekström and Gary Paffett (Mercedes-Benz) share the lead of the standings, both with a score of 28 points. DTM Champion Timo Scheider is ranking in third place overall, with just a one-point gap to the front runners.

Results, Oschersleben (D), 5th round DTM, 31 jul–02 aug 2009:
1. T. Scheider, Audi, 1h 08m 39.064s, ZF Sachs
2. M. Ekström, Audi, + 5,417s, ZF Sachs
3. M. Tomczyk, Audi, + 9,603s, ZF Sachs
4. P. Di Resta, Mercedes, + 16,868s
5. G. Paffett, Mercedes, + 17,338s
6. B. Spengler, Mercedes, + 35,843s
7. M. Engel, Mercedes, + 40,996s
8. T. Kristensen, Audi, + 44,015s, ZF Sachs

Drivers’ standings:
1. M. Ekström and G. Paffett, 28 points each; 3. T. Scheider, 27; 4. B. Spengler, 23; 5. P. Di Resta, 19; 6. O. Jarvis and J. Green, 14 each; 8. T. Kristensen, 13; 9. M. Tomczyk, 11; 10. M. Engel, 8.


World Rally Championship: ZF Sachs partner Ford wins in Finland

The Finland Rally ended in a superior exploit for ZF Sachs partner Ford: Factory driver Mikko Hirvonen, whose Ford Focus RS WRC is equipped with a clutch from ZF Sachs Race Engineering, won the ninth round of the World Rally Championship with a 25-second lead ahead of World Rally Champion Sébastien Loeb (Citroën). With his third consecutive win of the season and his first Finland triumph, Hirvonen extended his lead in the drivers’ championship before the season’s last three rallies to three points ahead of Loeb.

Hirvonen’s team colleague Jari-Matti Latvala in third place completed the good team performance. At the extremely fast and demanding gravel rally in Central Finland ten out of a total of 23 fastest times were set by winner Hirvonen. Latvala managed winning six special stages. Local hero Matti Rantanen in fifth place and Matt Wilson from the Stobart Ford team in eighth finished in the points as well. Both drivers trust high-performance clutches from ZF Sachs Race Engineering in their Ford Focus RS WRC cars too.

Results, Finland Rally (FIN), 9th round WRC, 31 jul–02 aug 2009:
1. M. Hirvonen/J. Lehtinen, Ford, 2h 50m 40.9s, ZF Sachs
2. S. Loeb/D. Elena, Citroën, + 25,1s
3. J. Latvala/M. Anttila, Ford, + 49,9s, ZF Sachs
4. D. Sordo/M. Marti, Citroën, + 1m 06.1s
5. M. Rantanen/M. Lukka, Ford, + 4m 18.2s, ZF Sachs
6. S. Ogier/J. Ingrassia, Citroën, + 4m 18.5s
7. J. Ketomaa/M. Stenberg, Subaru, + 5m 07.5s
8. M. Wilson/S. Martin, Ford, + 6m 33.6s, ZF Sachs

Drivers’ standings:
1. M. Hirvonen, 68 points; 2. S. Loeb, 65; 3. D. Sordo, 44; 4. J. Latvala, 31; 5. H. Solberg, 27; 6. P. Solberg, 25; 7. M. Wilson, 20; 8. S. Ogier, 16; 9. F. Villagra, 14; 10. C. Rautenbach, 8.

Manufacturers’ standings:
1. Citroën, 119 points; 2. Ford, 105; 3. Stobart-Ford, 64; 4. Citroën Junior Team, 33; 5. Munchi´s Ford, 20.


Other results:

Results, Oschersleben (D), 5th round Porsche Carrera Cup, 31 jul–02 aug 2009:
1. J. Seyffarth, Porsche, 34m 14.062s, ZF Sachs
2. T. Jäger, Porsche, + 3.510s, ZF Sachs
3. R. Renauer, Porsche, + 9.751s, ZF Sachs
4. J. Bleekemolen, Porsche, + 9.982s, ZF Sachs
5. S. Asch, Porsche, + 10.364s, ZF Sachs
6. H. Plesse, Porsche, + 12.586s, ZF Sachs
7. V. Brito, Porsche, + 13.074s, ZF Sachs
8. R. Lukas, Porsche, + 13.415s, ZF Sachs

Drivers’ standings:
1. J. Seyffarth, 88 points; 2. T. Jäger, 84; 3. J. Bleekemolen, 73; 4. N. Thiim, 60; 5. R. Renauer, 53; 6. V. Brito, 41; 7. S. Asch, 40; 8. J. Janak, 32; 9. J. Johansson und H. Plesse, 29 each

  

    青い閃光、GT500IMPUL劇場。GTR&SACHSファンの方お待たせっ!

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09年の日産GTR/GT500!本牧戦線SachsBlogに再び登場。ゼッケン12番TeamIMPULさん率いる”IMPULカルソニックGT-R”今シーズンもSACHS-SREダンパー実装備&ロゴステッカー添付(ニューデザインのフロントフェンダーに注目)で参戦中!皆さんも応援宜しくお願いしますっ!

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ピットロード(速度制限規定)をガクガクしながらゆっくり走るGTR、、好きなんですよー(マニアなんで、、戦闘機のタキシングを思わせますよねー)。

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SUGOサーキット、いつものカーブで撮影。本当はそうじゃないのだろうけど、捻り込み的なコーナー姿勢です。格好いい。

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文句なしに格好いいでしょ!

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ご覧の通り、今シーズンもタフで繊細なSACHS4wayダンパーが搭載されております。で、どのくらいSACHSのレーシングダンパーが”タフなのか?”と、言いますと、GTカルソニックIMPULさんの場合、、34(通称)GTR最終戦からSACHSダンパーを採用>マシンがZに>現GT-Rまで同じSACHS-SREダンパーで戦っているようです(3セット保有でローテーションユース)。それって累計何年?、、凄いでしょ。兎に角っ、シーズン毎にきっちりメインテナンスをすれば”1シーズン付けっぱなし”って事も無きにしも非ず。SACHS-SREダンパーを使って頂いているエントラーさん皆さん「高いけど数年先のランニングコストを考えると、お買い得だったと思う!レースも勝てたし(想像のコメントです)。」何てお話も出てくるのではないでしょうか?反面、「壊れないから儲からない(本音)」とは日本のSRE、アネブルさん談。SACHSクオリティ恐るべし!

  

    ドイツSER社製RS-1、オーバーホールメニュー完成。

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RS-1ユーザーの皆様っ、永らくお待たせ致しました!オーバーホールのサービスを開始致しましたのでご案内致します。

価格はこちらに掲載>http://www.sachs.jp/09/diary.cgi?no=34

で、金額だけでは何の説得力もありませんので、詳細をご説明致します。

A,分解洗浄とオイル交換の基本作業に関して、
先ず、作業の全てはFニッポン、GT等コンペティションSACHSダンパーサービスを請け負う刈谷のアネブル(SREジャパン)さんにて行います。分解洗浄後、丁寧で正確な作業、、当たり前の話ですが日本のトップチームのSREダンパーを組むスタッフ(アネブル蘇武さん他)が1台づつ丁寧にお預かりしたRS-1を組み上げます。新しく使うダンパーオイルはドイツSRE社製で、GT500用ダンパーに使用されているのと全く同じオイルを使用します。これはテストして解った事なんですが、GTダンパーオイルに入れ替える事により、ダイアルレスポンス(ワンクリックの減衰変化)と精度が更に向上しています。ヒステリシス特性の向上、、難しいでしょ、、兎に角っ、現在RS-1をお使い頂いているユーザーさんで減衰ダイアルの+1-1が体感出来なかった方でも「お!変わった。」と、はっきり解って頂けるようになると思います。

B,シールとスリーブ消耗部品の交換に関して、
計上される金額は全てのシール部品を交換した場合の金額です。SREの製品価格は、部品の単価合計に反映されますからパーツも安くはありません。SREのシール(軟性部品)は宇宙技術の転用(本当なんですよ)ですから地球~無重力間往復コストも計上されているのかしら?以前SACHSのエンジニアさんから永遠3時間、、シールの話ばかり聞かされた記憶があり、それだけ優れた製品である。って事ですね。どうりでPorsche997GT3のレーシングマシン(CupMY07~09&SuperCup)に採用されている訳でそのままRS-1に997レーシングマシン用のシールと、スリーブx2をRS-1のリペアパーツに採用しました。シール&スリーブ交換により、ダンパーのフリクションロスを軽減し、更にスムースな動きを実現させます。

C,減衰レートの変更に関して、
これは全体的な減衰バランスを崩さず、初期レスポンスを上げる事を目的としました(ショウジ的お勧めメニューです)。また、ご要望により最大約20%の減衰レートUPも可能としておりますので、ご依頼の前に一度ご連絡ください。20%以上のレートUPも可能ですが、構造上の問題で、レートを上げるとそれに追従させるバルブのレスポンスも上げなくてはならなくなり、結果ガス圧をかなり高くする事になります。本来SACHS/SREは出来るだけオリフィスで制御するブランドとして成立しておりますので、ブランドモラルとしてこれ(20%)を上限と設定致しました。

  

    R53ミニ用RSダンパーのオーバーホールを承りました。

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使い込む程に質感が上がっている。と、感じられるのはホンモノ(F1、GTに通じる)のツールである証ではないでしょうか?

画像はほぼ同時にドルトさんと、Bondさんからオーバーホール&リセッティングを承った”RSシリーズ(RD45)のミニ用(Typ1)ダンパー”です。僕らの仕事はお預かりしたダンパー(アウターケース)を丁寧に歯ブラシを使って洗浄して厳重梱包の後、刈谷のアネブル(SREジャパン)さんに発送するところまでです。今頃はアネブルさんで分解洗浄が完了して、GTやFニッポンの各チームのブランクダンパーが並ぶ作業台で乾燥中かしら?アネブル蘇武さん宜しくお願いします。そしてオーバーホール&リセッティングをお待ちのドルトさんとBondさんのユーザー様へ、製品を使い続けて頂いて、本当にありがとうございます。リフレッシュされたRSダンパーのポテンシャルにご期待頂きこれからもSACHS製品と共に、快適なクルマライフがありますように!

日頃、SACHS(ザックス)ダンパーの優位性を”書いて伝えて”を繰り返しておりますが、このRSシリーズに至っては、まんまレース用インナーパーツを搭載している訳ですからコンペティションにおけるSACHSダンパーの優位性”タフで繊細”と言う特性がそのまま製品に反映されています!と言い切ってOKな製品です。きっちりメインテナンスすれば想像以上に性能寿命が長い製品かもしれません。結果、長く同じ状態でクルマに乗れる。と言う事がユーザーさんにとってのメリットですね。残念ながらこのR53ミニRSシリーズは完売してしまいましたが、AudiA4B7用は残りわずかですが残っております。「僕は(&私は)当分A4B7と共に過ごす!」とお考えのA4B7オーナーさん、残りわずかですよ。

協力 Dortさん&BONDミニさん

※8月4日追記
先ほど、SRE製MiniRSダンパーセットのオーバーホールをご依頼頂いたオーナー様から間接的にコメントを頂きました(SachsBlog読んで頂いているのですねーありがとうございますっ!)。コメントとは「僕のダンパーと他の方が使っているダンパーを絶対混ぜないで下さい!」との事でした。オーナー様っ、ご心配なく!ちゃんと1台分づつ別のマーキングを施してありますので、絶対混合される事は御座いません。僕らはオーナーさんが大切にご利用頂いているダンパーをソフトウエア(回復した機能、性能単体)として扱っている訳ではありません。SRE製精密振動制御装置、実製品のダンパーです。愛着を持ったオーナーさんと、共に何時までも走りつづけて欲しいです。

  

    Porsche Carrera Cup 09夏の仙台SUGO。(その1)

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09年ポルシェカレラカップ第6&7戦の仙台SUGOサーキット!ノースフェイスの雨具をリュックに詰め込んで向ったのですが、現地は快晴!暑いのなんのって、、歩いているだけでふらふら状態、、そんな気温(&路面温度)の中レースに挑むカレラカップパイロットの皆さんはタフだなーーっ。と、ホント思います。凄い!一方僕は、ふらふら状態で日影の少ないサーキットをカメラ片手に歩き回りましたが、熱さのせいなのか?満足な画像がありません。そこで業務連絡SAF代官山の松本さんっ!Sugo戦の写真待ってます!

続く。

画像の皆さんは、右からカレラカップ事務局の日比野さん、ポイントランキング1位(ClassB)のマイケルキムさん、事務局の伊藤さん、SAF代官山(SachsBlogメンバー)の松本さん。