RS-1ユーザーの皆様っ、永らくお待たせ致しました!オーバーホールのサービスを開始致しましたのでご案内致します。
価格はこちらに掲載>http://www.sachs.jp/09/diary.cgi?no=34
で、金額だけでは何の説得力もありませんので、詳細をご説明致します。
A,分解洗浄とオイル交換の基本作業に関して、
先ず、作業の全てはFニッポン、GT等コンペティションSACHSダンパーサービスを請け負う刈谷のアネブル(SREジャパン)さんにて行います。分解洗浄後、丁寧で正確な作業、、当たり前の話ですが日本のトップチームのSREダンパーを組むスタッフ(アネブル蘇武さん他)が1台づつ丁寧にお預かりしたRS-1を組み上げます。新しく使うダンパーオイルはドイツSRE社製で、GT500用ダンパーに使用されているのと全く同じオイルを使用します。これはテストして解った事なんですが、GTダンパーオイルに入れ替える事により、ダイアルレスポンス(ワンクリックの減衰変化)と精度が更に向上しています。ヒステリシス特性の向上、、難しいでしょ、、兎に角っ、現在RS-1をお使い頂いているユーザーさんで減衰ダイアルの+1-1が体感出来なかった方でも「お!変わった。」と、はっきり解って頂けるようになると思います。
B,シールとスリーブ消耗部品の交換に関して、
計上される金額は全てのシール部品を交換した場合の金額です。SREの製品価格は、部品の単価合計に反映されますからパーツも安くはありません。SREのシール(軟性部品)は宇宙技術の転用(本当なんですよ)ですから地球~無重力間往復コストも計上されているのかしら?以前SACHSのエンジニアさんから永遠3時間、、シールの話ばかり聞かされた記憶があり、それだけ優れた製品である。って事ですね。どうりでPorsche997GT3のレーシングマシン(CupMY07~09&SuperCup)に採用されている訳でそのままRS-1に997レーシングマシン用のシールと、スリーブx2をRS-1のリペアパーツに採用しました。シール&スリーブ交換により、ダンパーのフリクションロスを軽減し、更にスムースな動きを実現させます。
C,減衰レートの変更に関して、
これは全体的な減衰バランスを崩さず、初期レスポンスを上げる事を目的としました(ショウジ的お勧めメニューです)。また、ご要望により最大約20%の減衰レートUPも可能としておりますので、ご依頼の前に一度ご連絡ください。20%以上のレートUPも可能ですが、構造上の問題で、レートを上げるとそれに追従させるバルブのレスポンスも上げなくてはならなくなり、結果ガス圧をかなり高くする事になります。本来SACHS/SREは出来るだけオリフィスで制御するブランドとして成立しておりますので、ブランドモラルとしてこれ(20%)を上限と設定致しました。