記事一覧

        テストパワークラスター。認証。

ファイル 147-1.jpg

■メーカーアプロ-バル(規格認証保持)
パワークラスターのミッドレンジ”ビレンザベーシック”は欧州自動車メーカー(Audi、BMW、MB、PORSCHE、VW等)の認証グレードを保持しております。取得認証は下記の通りです。※詳細は各グレード項目にてご参照下さい。
BMW LL04  
MB 229/30/31/51
VW 502.00、505.00
PORSCHE GL

■性状試験検査規格用語について

●API>American Petroleum Institute(アメリカ石油協会)の略称。エンジンオイルに必要な性能を規定し分類しています。API分類はアメリカをはじめ、日本を中心に広く世界中で使用されています。
APIの定めるSMはSL規格よりも、省燃費性能の向上、有害な排気ガスを低減させる浄化性能、オイル自体の耐久性が優れている。一方CFは、建設用機械および農業用機械などいわゆるオフハイウェイディーゼルエンジン用に開発された油の性能を向上した製品規格。

●ACEA>ヨーロッパ自動車工業会(ACEA)規格。ヨーロッパの全自動車メーカーと、GM&フォード、石油メーカーと消費者の代表により組織された協会の元、制定された規格です。API規格以上の厳しいテスト項目があり、耐久性能を重視する一方、省燃費性能や排気ガス中の有害物質削減など環境性能も高いレベルでクリアすることを要求しています。
ACEAの定めるA3,B3,B4規格は蒸発性、酸化安定性など耐久性に優れたロングライフを目的とするオイルです。

●引火点>点火をオイルに近づけ、引火する最低温度。エンジンを高負荷で使う状態、例えばモータースポーツでのロングディスタンスには、オイルが蒸発しやすいので、引火点の高いオイルを選ぶことをお勧め致します。

●動粘度、粘度指数>オイルの温度による粘度の変化の度合い。粘度指数の数値が大きいほど温度による粘度変化の小さいことを示し、粘度特性に優れています。

●流動点>オイルが流動しなくなる最初の温度より2.5℃高い温度です。一般に粘度の低いオイルは流動点も低く、高いオイルは流動点も高くなります。


●銅版腐食>オイルが熱を受けたとき、副産物として発生する活性派生物質を調べる検査。良好な結果から悪い結果へ書くと、1a<1b・・・・3b<4b・・・と表記されます。

■ビレンザレーシングがなぜ各種認証、規格を表示しないのか?
ビレンザシリーズのベースオイルは全てコンプレックスエステルを使用しておりますが、エステルの純度を上げるほど性能(潤滑、冷却etc)は向上していきます。ビレンザレーシングは第一に性能向上を目的としているので、各種認証、規格を取得する為の配合をしておりません。純正オイルは様々なユーザーに対応しなくてはならないため、多少の性能ダウンがあったとしてもロングライフを重視しなくてはならない部分もあります。(実際3万キロも無交換なんてつわものもいらっしゃいます/某輸入車ディーラーフロントマン談)、それは決して優劣の問題ではなく製造上の方向性の違いです。

もちろんビレンザレーシングにおいてもロングライフ性能をスポイルしているわけではなく、ご使用頂くユーザー様が5000km~多くても10000kmでは交換していただく事を前提とし、その中で最大限の性能向上を狙ってエステルの純度を上げて作り上げたもので、つまり、ビレンザレーシングとは各種認証、規格と言う枠にとらわれず、パワークラスターの考える最大限の性能向上を目指した製品であると言う事です。