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    ◇ ブランドヒストリー

ZF SACHS社における現在の公式ヒストリーはZF社(SACHSの母体企業)単独のヒストリーとして公表されています。1895年から始まる本当のSACHSブランドヒストリーをご覧下さい。SACHS創業より掲げるメタル工業製品を介して”人々の移動手段をより快適に”というスローガンの意味と、一貫したスタンスがご理解頂けると思います。
※年表■をエポックプロダクツ&OEM、□をレース実績(リザルト)と明記しております。
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■1895 創業。当時の社名はシュバインフルト精密ベアリング工業。同年に社名をF&S(フィツティルウントザックス)に改名。

■1897 自転車用トルペードハブ発表。今では誰でも当たり前に使っているSACHSの発明品の1つで、ペダルを漕がない間でも車輪が回転するシステム。

■1905 ヨーロッパ各国で自転車レースが盛んに開催され、有力チームへのパーツ供給も開始された。

■1913 自転車用変速ギア内蔵一体型ハブを開発。後に開発されるDSGの基礎概念となる。

□1914 フランスGP、SACHS製ハブベアリングを装着したメルセデスチーム(DaimlerBenz4.5)が、1位から3位までを独占。SACHSによるレース供給初の栄光として記録された。
■1914 第一次世界大戦勃発。工場の50%を焼失。

■1929 人々の移動手段の移り変わりと同時にプロダクツも変換期を迎える。オートバイ用小型エンジン、自動車用ダンパーとクラッチ開発製造を本格的に開始。ベアリング部門はF1フェラーリでも有名なSKF社に引き継がれる。

■1937 自転車の後軸にあと付けする60ccエンジン、サクソネットを発表。工場の拡張整備が完了。
□1937 アルミフィン付きダンパーユニットと、クラッチを装着したメルセデスチームのシルバーアローW125とW154が2年連続のタイトル優勝という偉業を達成。

■1939 第二次世界大戦勃発。終戦までに生産工場ラインの67パーセントを破壊されました。奇跡的に残った工場の煙突は、今でもシュバインフルトの街に平和の尊さを語りかけています。

■1945 戦後の復興と共に、ドイツ国民の希望とも言うべきVWタイプ1の生産が開始された。開発設計主任フェルディナンドポルシェ博士はタイプ1のダンパーにSACHSを指名した。

□1955 鉄人スターリングモスをドライバーに従えたメルセデスレーシングチーム、SACHSのダンパーユニット、クラッチを供給。
■1955 自動車用パーツコンポーネント(サスペンション関連とクラッチユニット)の近代化されたNewwelk(新工場)が操業開始。

■1956 世界初の乗用車用自動クラッチシステム、サクソマットを発表。当時のメルセデスW111(220S&SE)にハイドラックの名前で搭載される。

■1960 SACHSが独自に開発した世界初の空冷式バンケル(ロータリー)エンジンを発表。モトハーキュレス(オートバイ)、ツェッペリン飛行船等に搭載された。

■1963 ハーキュレスモーターサイクル社を傘下に納め、中、大型オートバイ製造を本格開始。

■1965 SACHSがオートマチック用ハイドロトルクコンバーター(現在のATトルコン)を発表。同時に専用の近代化された生産設備が完成。

■1969 リファインされたサクソマット技術をPorsche社に供給。スポルトマチックの名で911に搭載。同年、メルセデスEクラス(W114/115)にSACHS製、油圧制御ダンパー(レヴェリングショック)を供給開始。以降SACHSのレヴェリングショックはMB201-16V、124&TE、126、140とBMWのE23、32の標準装着となる。

□1972 SACHS主催のラリー選手権が開始される。以降ドイツ国内において有力ラリーストを数多く多く輩出する。

□1978 SACHSのレースチームSACHS/SportingTeamが結成される。SACHSのフルコンポーネンツを組み込んだBMWターボで、ドライバー、ハロルドエルトはドイツ選手権のチャンピオンに輝く。同年レインハルトハインバッハがジャーマンラリーチャンピオンシップにおいてフォードエスコートを優勝に導く。ザックスコンポーネンツの優位性が立証された。

□1979 SACHS/SportingTeamラリー部門、ハインバッハがディフェンディングチャンピオンに輝く。同年レース部門は、名門ZAKSPEED(ザクスピード社)とタッグを組み、フォードカプリターボを二つのカテゴリーで走らせる。因みに当時最強とまで言われたチームザックス“グループ5カプリターボ”のスポンサーは日本の光学機器メーカー“ミノルタ”が請け負った。

□1980 SACHS/SportingTeamPorsche935K3がIMSAGT選手権で優勝。ドライバーはジョンフィッパトリック。

■1982 SACHS設計のメルセデス社用サスペンションシステム(ストラット&マルチリンク)の発表。W201、124に採用。
□1982 SACHS/SportingTeamラリー部門はアウディクアトロクーペGr,Bでドイツラリー選手権に出場。ドライバーはハロルドミュース。
□1983 SACHS/SportingTeamラリー部門、記録更新。ドイツラリー選手権において、ハロルドミュースが駆るベビークアトロが優勝。

□1985 ルマン24時間を戦う名門TeamJOESTにSACHSコンポーネンツを供給。昨年同様NewMan(ニューマン)Porsche956が二年連続優勝。

■1986 VW GOLF2Gtiデビュー。GtiのみにSACHSダンパーが装着された。

■1987 MANNESMANN(マンネスマングループ)の傘下となる。

□1989 卓越したドライビングセンス、頭角を表した若きミハエルシューマッハとザウバーC9。SACHS製クラッチを装着。

□1990 ハンスヨハヒムが、SACHS製デュアルカーボンクラッチを搭載したアウディV8クアトロを駆りDTM総合優勝を果たす。

■1991 ペダルレスクラッチシステムEKSをRUF、Br2に搭載。同年、Porsche共同開発バイスアッハアクスル発表。MB、E500に前後のダンパーと共に搭載。
□1991 フランクビィエラがSACHSアウディでDTMにて優勝。

■1993 BMW、Porsche等で有名なダンパーブランドBOGE(ボーゲ)を傘下に納める。次世代を見つめた自動車コンポーネンツとシステム用の開発センターを設立。各ユーロ圏の自動車メーカーとの強調関係が強まってゆく。
□1993 F-1チームメルセデスとチームザウバーペトロナスにSACHSダンパー&クラッチを供給。

□1994 SACHSは二つのタイトルを獲得する。ヨーロッパラリー選手権、メルセデスを含む全てのDTMマシンにSACHSのクラッチが供給された。

■1995 SACHS創立100周年。同年発表されたアルミのフットワークを持つBMW5er(E39)。前後のアルミダンパーは元より、サスペンションユニット(サブフレーム、アーム)の設計、開発、供給をSACHSが請負う。

□1996 F-1スクーデリアフェラーリ、F310用SACHSダンパーとクラッチユニットを正式採用。
■1996 自転車パーツ部門をSRAM(スラム)社(現RockShockグループ)へ売却。

□1997 SRE社製ダンパーを搭載したBLITZスープラ(JZA80)ニュル旧コース(ノルドシュライフェ)にて、当時の市販車最速タイム(7分49.9秒)を獲得。
■1997 SACHS製BMW用ペダルレスクラッチシステムSMG1をM3に搭載。以降のSMG2、3もSACHSによる開発。

□1998 ルマン24時間、PorscheGT1が優勝。実装はSACHSダンパー。
■1998 オートバイ製造部門をオランダWSG社に売却。

■1998 メルセデスSクラス(W220)の上級クラス500&600にSACHS製ABC(アクティブボディコントロール)ダンパーを装備。以降AMG、S55、SL55にも標準装備。

□1999 ルマン24時間耐久、1位から3位までをSACHSコンポーネンツが独占。BMWLM12、ToyotaGT1、AudiR8R。

■2001 SACHSは、ドイツ最大級のドライブトレインサプライヤーZFAGと業務提携。以降ZFSACHSとして各自動車メーカーの車両開発、各コンポーネンツの設計テスト、供給を行う。
□2000 FerrariF1、F001用SACHSTRDダンパー(260g)完成、TR(スルーロッドエンジニアリング)実戦投入開始

■2003 SACHSダンパーのOEMシェア、ユーロ圏No1、世界第二位を獲得。一日の生産量はダンパー210,000本、クラッチ35,000個、トルクコンバーター9,500個
ポルシェカレラGT、SRE製SACHSダンパーとカーボンクラッチを搭載。フェラーリエンツオ、SACHS製CDCダンパー搭載。
□2003 フォーミュラBMW用ACHSダンパー、ワンメイクレース開催に合わせて供給開始。

■2004 NISMO Z-Tune34GTRにSRE社製SACHSダンパー搭載。
□2004 FerrariF1、F2004用次世代ダンパー(ローテーショナル)完成、実戦投入開始。同年、IMSA911GT3R(996)用SACHSダンパー装着。

■2005 VWゴルフ5Gti、SACHS製ツインクラッチ(DSG)、ダンパー装着、BMWM5(E60)SACHS製SMGシステム、アルミデバイス付きダンパー搭載。
□2005 WRC、プロドライイブスバルSACHSダンパー採用。
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□2007 BMW F1Teamとパートナー契約。

■2008 BMWF01(Next7er)に4way!CDC電制ダンパーを搭載。現量産車量における最高のパフォーマンスとコンフォート性を両立。VW GOLF6Gti(Concept)SACHSダンパー搭載。

■2011 Ferrari&AMGのハイエンドスーパースポーツ、SACHS製CDCダンパー搭載。設計開発は元SRE社RS-1開発主任、マークスラインハウト。