最近何度か同様のお問い合わせがあったのですが、「私は満足しているのですが・・・PPEってブースト信号しか取ってないレベルの低い製品なんでしょうか?」と。こんな感じです。ん~、誰が言っているのかはわかりませんが、レベルが低いどころか実はここが”PPEの最大のアドバンテージ”だったりするんですけどね~。
PPEではプレッシャーセンサーからの信号に、独自の補正信号を”途切れることなく連続的にスムースに(<=これ重要!)”ECUに送り、これだけで効率よく安全にパワーアップを行っています。更に実はパワーアップだけでなく、スロットルレスポンスを若干向上させることにより、出だし加速とブーストの立ち上がりも改善しています。逆に言えば、この部分だけで制御するノウハウがあれば、他の信号は通常レベルでは不要とも言えるんです。
回転数を得る製品には、回転数が必要なのでしょう。その他のデータを取る製品もそれらの情報が必要なのでしょう。ただ、PPEのようなサブコンの場合、あくまでもエンジンを制御するのはそれら全ての情報を集約しているノーマルECUなんです。ひとつ言えることは、単に接続先が多いから良い製品、レベルの高い製品とは決して言えないという事です。キモは制御方法でありプログラムであり、開発者のノウハウなのです。
先日INTERSTAR社よりエンジニアが来日した際、弊社では様々なタイプのサブコンの動作と、それぞれの優れた点、問題点、PPEの優位性など、幅広いレクチャーを受けました。もちろん回転数やエアフロ信号を取る必要性についても事細かに説明を受けましたが、改めてPPEはパワーとリスクのバランスが非常によく考えられている製品だと感じました。ご愛用いただいているオーナー様は引き続き安心してお使い下さいますようお願い申し上げます。
なお、PPEの本体ユニット(基盤)、ハーネスはドイツで製造された汎用部品とのことです。PPEに似た製品があるようですが、肝心なプログラムはPPEとは全く異なります。また、PPTについても同形態の製品がございますが、プログラムはPPT(INTERSTAR)独自のものとなっております為、”同じ製品ではありません”。ご購入の際は十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。