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    Porsche Carrera Cup Japan 2009 Engage(戦闘開始)。

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Porsche Carrera Cup Japan 2009
2009Round prologue
25-26 April 2009

昨年10 月、F1 日本グランプリのサポートレースで、史上まれに見る激しいチャンピオン争いが展開されたPorsche CarreraCup Japan( 以下PCCJ)。それからおよそ半年のシーズンオフを挟んだ4 月25~26 日、いよいよ2009 年のシーズンがスタートする。今年のPCCJ は、先日リニューアルされた鈴鹿サーキッ
トで行われたオフィシャル合同テストを皮切りに、岡山国際サーキットでの2連戦からシリーズが開幕。全9 戦が予定されており、昨年同様、最終戦は多くの観衆が見守るなかの大舞台、F1 日本グランプリでのサポートレースとして組み込まれる。

各ラウンドのメインイベントには、F1 日本グランプリ以外にも、スポーツランド菅生及び富士スピードウェイでの2 大会3レースにはSUPER GT、さらにはスーパー耐久も併催されており、こういった大勢の観客が集まるビッグレースでカレラカップパイロットたちの勇姿を見ることができるのも、見どころのひとつといえるだろう。

参戦車両については、昨シーズンにデビューしたMY08 カップカーに加え、今シーズンはMY09カップカー3 台が新たに加わった。MY09のスペックはMY08 に準じており、プロドライバーも参戦可能なクラスAに属するが、クラスAの台数増加により、MY06&MY07車両でハイアマチュアドライバーが参戦するクラスBとのエントリー台数に差がなくなったことを受け、賞金対象はいずれのクラスも上位6 位までと、同一の基準へと変更された。

また、シリーズポイントに関しては、昨年に引き続きクラスA及びクラスBの1位~15位までのドライバーへ20~1ポイントが与えられるとともに、今シーズンからは新たにチームポイント制も導入。1チーム2台まで登録されたパイロットの獲得ポイントを合算し、上位3チームには賞金が設定されることになった。今年初参加で、最も多くのポイントを獲得したパイロットに与えられるルーキー オブ ザ イヤー、50歳以上のシリーズ上位1名の与えられる特別賞は昨年に引き続き設定されている。

その他、2009シーズンでは、新たに「GARMIN(ガーミン)」がオフィシャルパートナーとして加わったのもニュースだ。この「GARMIN」は、ポータブルナビブランドとして、世界一の販売台数を誇っており、自動車、航空機、船舶、フィットネス、アウトドアなど、多分野にわたってマーケットを展開。PCCJ では#88 のVIPカーが「GARMIN」のロゴを纏ったホワイトベースのカラーリングへと様変わりするとともに、若手ドライバー育成プログラムの一貫として、昨年まで英国フォーミュラ・ルノーで活躍していた塙翔がドライブし、シーズンを戦うこととなっている。

さらにはGTドライバーとして活躍中の影山正美がPCCJアドバイザーとして、参加しているパイロット全てのレクチャーを担当することとなった。ツーリングカーからフォーミュラまで、彼の持つ豊富な経験を活かしたアドバイスは、間違いなくカレラカップパイロットたちを、技術的に、そして精神的にもひとまわり大きくしてくれるに違いないだろう。

開幕戦を10日後に控えた4 月14~15 日、リニューアルされたばかりの鈴鹿サーキットで行われたオフィシャル合同テストには、今シーズンPCCJにエントリーを予定している18台中、15台が参加。初日ウエット、2日目はドライという異なったコンディションで、トータル4 時間余りの走行枠だったが、多くのパイロットが精力的に周回をこなし、セッティングに勤しんでいた。

Photo&Text PorscheCarreraCupJapan.