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    ASMヨコハマにてSRE社製サスペンションセットRS-1装着。

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昨日より、「ASM金山さんのBlogを読んだのだけれど、RS-1に組み込まれる内部パーツってレース用じゃないの?どうなの??」と言ったメールが数件、僕のアドレスに入って来ました!これはちゃんとご説明しなくてはなりませんね。でもその前に、「快適空間プロデューサーASM金山総店長の書くBlog波及効果って物凄いんだぁ~、、」と改めて認識。僕ら本牧戦線SachsBlogもそれだけのポテンシャルを持てるようになればいいな~、何て思いました。

さて、SRE社製1way(伸び縮み同調)減衰調整式車高調整サスペンションセット”RS-1(アールエスワン、ドイツにおける製品プロジェクト名はNew1way)”ダンパーに組み込まれる内部パーツはレース用なのか否か?答えはレース用であり、レース(コンペティション)以外にもSACHS(ザックス)の定める精度レヴェルが要求されるダンパー※例)Ducati、MVAgsta、ItaliyYAMAHA等のハイエンドバイクにも採用されていますので、僕らがRS-1に関して言い続けてきた「レースインナーパーツ搭載」は間違いではありません。そしてASM金山総店長の「レース専用じゃない」も間違いではありません。どちらも正解なんです。

<<New1wayProjectにおけるワールドワイドレース供給状況の説明>>
SRE製RS-1サスペンションセットを採用するレースとプライベーター一覧。各レースカテゴリーに併せて専用減衰レートとスプリングを採用。製品構造と内部パーツは市販RS-1とほぼ同等。
◆PorscheCaymanCup(イタリア)ケイマン用をレギュレーション採用
◆VWGti&TdiCup(日本&ポーランド)Gti用をレギュレーション採用
◆LotusCupJapan(日本)エリーゼ用をレギュレーション採用
◆VNLRacer(ドイツ)ランサー、E90のプライベーターが使用

こんな感じです。

ドイツSRE社にてNew1wayプロジェクトがスタートしたそもそもの発端は「アマチュア&クラブマンレーサー、ストリートユーザーにも使ってもらえる製品を開発する=コストが最大のプライオリティ」だった訳です。従来よりSRE社におけるクライアントユーザーは、資金に余裕がある一部のメーカー&直系ワークスだけでした。どうしてか?SACHS/SRE製品は特別に高いんですね。(扱っている僕らが言うので間違いありません)チームザウバー社、スクーデリアフェラーリ社もちゃんとお金を払ってSREダンパーを購入して頂いています。リザルトが懸かっていれば安いものなんでしょうが、プライベーターはそうは行きません。以前に某BMW専門店さんと相談した時「来期からBMWでALMSに参戦するラーハルレターマンM3に装着される5wayと同じ製品っていくら位かなぁ?」と言われてまして、見積もり金額出したら即却下されました。(因みに5wayダンパー単体の合計金額は300万円以上)価格と性能の理解度、売れるか売れないか?といった葛藤はASMさんも抱えているようですが、「製品価格は創造者、開発に関った多くのエンジニアさんへの敬意でもありますからね、、」と、さらりと言い切るASM金山総店長と、多くの熱心でエンジニアリングへの理解度が深いS2000オーナーさん達に期待しています。

撮影協力 ASMヨコハマさん&ご購入頂いたGOLF5R32のオーナーさんに感謝。

ASM金山総店長のBlogはこちらから。
http://autobacs-asm.jp/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=850#myu850