WTCCマシン、BMW320si(S2000)に標準搭載されているSACHS(ザックス)製リアダンパー写真(しかもプロトタイプ!)を、BMW専門店Studieの鈴木社長より頂いたのでばっちり掲載!これは凄いですよ~SRE-SACHSエンジニア関係者が1番気を使う(情報リークに関して)スペック表記”BTB2”と試作品のシールが貼られたマニアも納得の写真です。で、僕には”SettingBTB2”がどんな仕様なのか全く解らないので、SRE社のドイツ人スタッフも安心してくださいね。(読めないと思うけど念の為、、、もし数日中にこのログが落ちていたら何か重大な秘密が含まれていた為だと思って下さいね、、最近ドイツ人からの注文多くて、、、)
さてさて、BMW320si(S2000)のリアに搭載されるSRE-SACHS製ダンパー。僕が解る限りの説明をちょっとだけ紹介。右側の黄色と赤いダイアルで伸び、縮みの調整、そしてそれぞれのダイアルの内、外で伸び、縮みの高速、低速を調整します。(4way)そして右側の黄色いダイアルが5番目(合計5way)の減衰制御ダイアル、(ストラット表記はMit Abstreifer)入力に応じて任意に縮み側の減衰をストップさせる機能です。WTCCを良くご覧になられている方なら「はは~ん!」と思われるかもしれません、、レースの醍醐味でもあるマシンの強烈なライン取り&ショートカット、縁石をまたいだ時の車体”ストトッッ”と、いった感じの振動収束はこの5番目の制御によるものです。本牧戦線SachsBlogのレギュラー読者で「WTCC岡山戦を観に行くぞ~!」な方々には是非ともBMWワークス御用達のSACHSダンパー本領発揮(5way作動中)ステージ、ショートカットが観れる所での観戦をお願いします。(特にKEOさん)
※ダンパーの後ろ(右側)に配置された赤いロッドはD2製ダンパーセンサーです。D2社もかつてはSACHSと同じグループ企業だったんですよ。
おっ!何となく本格的な振動制御Blogっぽくなってきたかな??BMWマニア話は続きます!ご期待ください。
画像協力 Studie鈴木CEO.