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    奇跡のようなプロダクツSRE製、RS-1。奇跡の訳は、、

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4月19日のログにてSRE社のRS-1は”存在自体が奇跡のような製品”と、書きました。その後社内にて「どういう意味なのかな?」と、質問を受ける事も無かったのですが、実際ご購入を考えている方、また既に装着頂いている多くのRS-1オーナーさんにはぜひ聞いて欲しいので追記します。RS-1の製作元、SACHS RACE ENGNEERING GmbH(ザックスレースエンジニアリング有限会社)は母体企業であるZF SACHS AG(ゼットエフザックス株式会社)の100%子会社です。ユーロ圏最大手のフットワーク開発プラントを持つZF SACHS社のR&D(研究開発)を担い、一方ではプロフェッショナルコンペティションの製品開発&供給を行っている、とっても秘密が多い会社で、、常に影の存在として動いて(本人達は至って普通ですが)いるように思えます。SRE社のタスクプライオリティ、1 ZF SACHSのR&D、2 プロチーム、チューナーへの製品(部品)供給、3 手が空いたらアフターマーケット製品(僕らの取り扱い製品)の開発、供給。これはSREスタッフから直接聞いた話しですから間違いありません。レース部門なのに乗用車の研究開発が最優先されている所がZF SACHSと言う企業の強みで、R&Dの設備とデータを共有する事でオートバイ、乗用車からF1まで幅広く製品を用意出来る世界唯一の仕事が最優先されます。次のプロチーム、チューナーへの供給がSREとして本業とアピールしているタスク。ココまでの仕事でSRE社エンジニアさん達の仕事が手一杯でしょう、、(こう考えるのは僕だけではなく、ドイツSRE社に数回訪問している事情通、Studie鈴木CEOも自らのBlog中、「SREのRS-1、唯一の問題点は生産性とプロダクツの継続かも、、」と書かれていたと思います。)RS-1以前の製品、SREアイバッハコラボモデル(倒立サスペンションセット、僕も使っています)RSシリーズ(R53Miniで大好評でした)、そしてPerformanceSet(固定式パフォーマンスセット)これら全ての製品はR&Dとチューナー供給による副産物です。その性能はご使用頂いているオーナーさんが1番ご存知だと思いますのでここでのコメントは控えます。では副産物ではないRS-1は何?と言う事ですが、企画>テスト&開発>製品リリースまでを一貫してSRE社が行っている事、しかもナンバープレートが付いたクルマ用の製品としてはSRE社創立以来、全く初めての製品。多忙な開発、供給の中、構想5年(ホントです)開発は“ずーっと”です。手が空いたらの仕事と書きましたが、片手間仕事ではなく、自分達の納得行くまで完成させない、と言うか彼らはSRE社、ZF SACHSの看板上、太鼓判製品しか出せないんです、、、長くなっちゃいましたが、“奇跡のような製品”の意味が少しでもご理解頂けたでしょうか?

※追記4/25
奇跡のようなプロダクツを現在まで引っ張ってきたRS-1開発主任、マークスラインワウト(数回このBlogに掲載しています)氏が今月一杯でSRE社を退社。来月から母体企業ZF SACHSのR&Dに移籍が決定しました。これからリリースされるメルセデスとフェラーリのスーパースポーツマシン(共に車名すら未定)のダンパーは彼の設計によるものが装備されます。RS-1を創った男はそれくらいの技量を持つエンジニアです。まだ僕らにはマークスの後任案内は来ておりませんが、決定次第必ず顔出しでご紹介致します。

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