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    VW GOLF、40年目の新作。

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シュトウトガルトポルシェミュージアムにて撮影した1枚です。どーみもGOLFに見えますよね。1965-66年ポルシェがハインツノルトホフ(当時のVW社長)の依頼を受けて設計したEA266。多分、これがGOLFの元祖でしょう。正式のGOLF誕生以前からPorsche社が関与していた、、40年間ぶれない設計思想と毎次更新される動体性能は911のソレを感じます。さて、40年7代目のGOLF。我々の出番はいよいよ無くなるかもしれません。
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歴代のGOLFが並ぶとですね、それがそのまま現アフターマーケットの歴史に感じてしまいます。因みに初代GOLF1世代のSACHS製品インポーターが広島のアンクさん、その後直ぐにCOXさんへ移管。GOLF3全盛期に僕らがCOXさんから引き継ぎ現在に至ります。モデル毎に性能が上がって行く中、ノーマルフツトワーク性能の”伸びシロ”も減ってくる訳で、それはそのまま完成度の高さを意味する事ですから、僕らにはどうしようもありません。これは僕個人の考えですが、初代GOLF1からGOLF3までのフットワークの伸びシロ(純正ダンパーからSACHS製品に変える事による性能向上率)が30%位かな?と、感じていました。半年に一度スプリングレートとリーチ&トップ形状2種類がコロコロ変わるGOLF3、、SACHSのサスペンションセット(当時はSportingSet)の設計目標値50%性能向上に対しての30%は、20%の性能がスポイルされたと個人的に考えてます。メーカー自身も迷っていたシャーシセットアップ(基本性能が不安定な為)だから?今思えばホボ正解かもしれません。一方GOLF4は50%の性能向上目標を50%きっちり受け止めてくれた完璧なマシンでした。クリップマウント(ナックルアーム差込式)のフロントストラットにより、応力剛性の要求から解放された秀作。フリクションロスが軽減された分、ダンパー本来の性能、つまりSACHSが当初から実行してきた”振動を制御する”を身を持って体感する事が出来ました。GOLF5&GOLF6の基本性能が更に上がった分、体感性能は30%。残りの20%はスポイルではなく、SACHSの制御レヴェル同等のポテンシャルを純正が保持する事による相殺です。果たして、次のMQB(GOLF7)の性能にどこまで手持ちの製品(SachsPerformancePLUS&RS-1共に開発中)が追従出来るのか?つまりそれが現ビジネスのライフタイムです。他のダンパーメーカーは?ですが、ZF-SACHSに限っては性能向上(純正比)の認められない製品を商品化する事など決して行わない企業ですから、結構切実です。