デザインの最終決定から紆余曲折ありまして、全てのパーツクレイ造型が完成しました。クレイルームに篭る事12時間、、言葉通り、ゼロからの”モノ創り”を体験しました。2次元画像を元に、3次元へ展開する作業は、想像していたよりずっと大変な作業でした。”生みの苦しみ、、”その一端を垣間見た気がします。オリジナル(純正)のボディパーツに肌色のクレイ粘土を乗せて、造型を削り出し、更にクレイを重ねてバランスを見ての作業工程、最初の2時間程は何が何だか全く解らず(肌色のクレイに質感が見出せず)???でしたが、感覚が慣れて来ると、新たに生まれた面と線を基にした全く新しい造型が見えてきました。これには感動しましたよ。デザイン要素は質量である事がよーく解りました。基本デザインを描いてくれた小島さん、アドバイザーのデュエルジャパンさん、モデラーの瀬川さん、ハイテックレジン工場の皆さん、そして、今回全ての3次元造型を指導して下さった守社長に感謝申し上げます。と、今回のシンジケーション(プロジェクトメンバー)をさらっと書きましたが、関係者が見たら恐れおののく(笑)最強の人事だと思っています。そこにプランナーとして参加出来た事に心から感謝して、次のステップに進みたい。と思います。次、、はですね。売る事です。
N1ボディパーツが創造された岐阜県土岐市にあるハイテックレジンさんは多くの自動車メーカーのボディ仮装と試作モデルを製作するファクトリーで、今回担当して頂いた工場長は、何とHondaCB750K0をこよなく愛する方でして、よくよく話を聞くと、ここのファクトリーでNR750(上部画像の1気筒8バルブだ円ピストンを搭載するマシン)のボディカウル&タンクシートも造型されたと聞きました。ご縁、と言うか、何か大きな力でココに導かれた気がします。最強のメンバーで最高のファクトリー、、製品造型の優位性と、その開発バックグラウンドまでが完璧に整合性が取れたブランドになりつつあります。凄いよ。